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2026.05.22

疲れが出やすいこの時期に考えたい帯状疱疹予防とワクチンのお話

新年度が始まって1か月余り。
5月から6月にかけては、環境の変化や寒暖差、疲労の蓄積などから体調を崩しやすい時期です。

「なんとなく疲れが取れない」
「睡眠不足が続いている」
「忙しくて休めていない」

そんな不調を感じている方も多いのではないでしょうか。

 

実は、こうした疲労やストレス、免疫力の低下をきっかけに発症しやすくなる病気の一つが「帯状疱疹」です。

帯状疱疹は、子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルスが原因で起こります。
水ぼうそうが治った後もウイルスは体内の神経に潜伏しており、加齢や疲労、ストレスなどをきっかけに再び活性化することで発症します。

 

症状としては、

● 体の左右どちらか一方に現れる赤い発疹

● ピリピリ・チクチクとした痛み

● 強い神経痛

などが特徴です。

特に、50歳を過ぎると発症しやすくなるといわれており、発疹が治った後も「帯状疱疹後神経痛(PHN)」として痛みが長く残る場合があります。

 

現在は、帯状疱疹を予防するワクチンがあります。

ワクチンには主に2種類あり、

● 生ワクチン:1回接種

● 組換えワクチン(シングリックス):2回接種

となっています。

 

当院で採用している組換えワクチン(シングリックス)は、通常、1回目の接種から2か月後を目安に2回目を接種します。
また、免疫状態などによっては接種間隔が異なる場合もあります。

さらに、2025年度(令和7年度)からは、帯状疱疹ワクチンが国の定期接種の対象となる年齢区分も設けられています。

福岡市では、帯状疱疹ワクチン接種費用の助成制度も実施されています(下部のPDF参照)。
助成には対象年齢や実施期間など条件がありますので、自治体ホームページや医療機関で事前に確認することが大切です。

特に、当院でも採用している組換えワクチンは2回接種が必要なため、助成期間内で接種を完了するには、余裕を持ったスケジュールで早めに検討することをおすすめします。

 

「まだ症状がないから大丈夫」と思っていても、疲れがたまりやすい今の時期こそ、予防について考える良い機会かもしれません。

特に、

● 50歳以上の方

● 慢性疾患で通院中の方

● 最近疲れやストレスを感じている方

は、一度かかりつけ医へ相談されることをおすすめします。

 

当院でも、帯状疱疹ワクチンについてのご相談を受け付けています。
接種方法や対象年齢、助成制度など、ご不明な点がありましたらお気軽にご相談ください。