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2023.10.04

【訪問診療ブログ #2】訪問診療ではどんなことができるの?

訪問診療では外来診療同様に、様々な検査や治療を行うことが可能です。このページでは具体的な診療内容についてご説明します。

 

「訪問診療では診察や処方など可能・・・」って言っておったが、他にはどんなことができるのかのう?

機器さえあれば、通常の外来診療と同じことができますよ。診察、処方はもちろん、検査や注射だってできます。

訪問診療では、自宅に医師が伺い、通常の外来診療と同様の診察行為が可能です。

具体的には

  • 血圧や体温の測定
  • 全身の診察
  • 褥瘡の処置
  • 投薬、処方箋の発行
  • 血液検査、尿検査
  • 新型コロナウイルスやインフルエンザの抗原検査
  • 心臓・腹部の超音波検査
  • 経鼻経管栄養、胃瘻(いろう)からの栄養
  • 点滴や注射
    • 生理食塩水やブドウ糖液、抗生剤、医療用麻薬、骨粗鬆症治療薬、中心静脈栄養など
    • 強心剤、利尿剤、輸血に関してはご相談ください

などが可能です。

血液検査や尿検査は当院の院内に検査機器があるため、採血後速やかに結果を知ることができます。

こりゃeye-openingであーる!たいていの医療を自宅でもうけることができるんじゃのう

あまり知られていませんが、今は在宅でもいろんな検査や治療ができるように制度が整備されているんですよ

一方で、在宅で難しい検査もあります。

たとえば当院の在宅診療では単純撮影(レントゲン)、CTやMRI、骨密度(DEXA法)などの放射線画像検査は在宅医療で実施することは難しく、それらの検査が必要な方は当院外来への受診をご提案させていただいています。

ところで、一回在宅医療を始めると、入院はできなくなるのかのう…?ちょっと不安なんじゃが…。

訪問診療を行っていても、入院は可能です。当院に入院される場合は、訪問診療を担当している医師がそのまま入院診療を担当することも可能です。

当院は150床の入院病床があり、訪問診療を行っている方でも必要性やご希望に合わせて一時的に入院での治療や外来での検査を行っています。

たとえば、心不全があり入院して薬の調整が必要な方、がんの痛みが急激に悪化して自宅での生活が難しくなった方などは、入院をご提案することもあります。

できる限り自宅で過ごしたいという患者さんのご希望に添えるよう、入院診療部門と在宅診療部門で密に連携を行い、早期の退院もできるように取り組んでいます。

訪問診療担当医は入院診療も行っており、在宅診療部門の看護師は定期的に病棟を回診し担当スタッフとの情報交換に努めています。

自宅でも点滴や投薬ができるなんて、まるで自宅が病院になったかのようであーる! しかも病態に応じて入院もできるのなら安心じゃ~

私達は訪問診療を通じて、「一人ひとりの生き方を支え、街づくりに貢献」してまいります。 もし気になることがございましたら、お気軽にご連絡ください。

福岡ハートネット病院では訪問診療を行っています。訪問診療についてご相談がある場合は、こちらから「地域連携支援部」へお問い合わせください。 お問い合わせ

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