当院の整形外科部長の陳医師が、9月22日発売のビジネス総合誌『プレジデント2022.10.14号』の取材を受けました。
福岡ハートネット病院 整形外科部長 陳維嘉医師
記事『医師が明かす高くても飲みたいクスリ、自分では飲まないクスリ』の中の一文(一部抜粋、編集)
〇鎮痛剤、骨粗鬆症治療薬について -骨密度を上げるイベニティが理想
「イベニティは骨の形成を促すと同時に骨の吸収を抑える働きをします。そのため自然と早期に骨密度が上がっていくので理想的なクスリといえます」
反対にビスホスホネート系薬に関しては「費用対効果はいいのですが、骨を新しく作る一方で古い骨を壊さないため、ダラダラと長く飲んでいると、骨の新陳代謝を狂わせてしまいます。顎の骨が腐ってしまう顎骨壊死の副作用が稀に起こるのは、骨の代謝が影響しているのではないかと考えています」
その他、「年齢とともに増えてくる脊椎の変性などに起因する神経性の疼痛に対しては、中枢神経系の痛みに作用するリリカがよく効きます」